ドイツ中部のノイマルク・ノルド遺跡では2004年から09年にかけて発掘が行われた/Roebroeks/Leiden University (CNN) 現在のドイツに位置する湖のそばで暮らしていた石器時代の人類は、系統立ったやり方で動物の骨を煮込み、脂肪を多く含んだ栄養素を獲得していたようだ――。そんな研究結果が昨年、発表された。その工程は事実上、大掛かりな「脂肪工場」だったと、科学者らは形容する。 考古学者らは、ドイツ中部ハレ南郊のノイマルク・ノルドと呼ばれる遺跡から数年の間に出土した約12万点の骨片及び1万6000点の石器を分析。昨年7月2日付の科学誌サイエンス・アドバンシーズに掲載された論文で報告した。それらの遺物は火の使用の痕跡と共に見つかったという。 研究者たちは12万5000年前に現地で暮らしていたネアンデルタール人が骨髄を多く含む骨を石斧(せきふ)で細かく砕き、数時間煮込んで脂

