福島第一原発 収束へ出口見えず 3月25日 19時26分 大震災から25日で2週間、冷却機能が失われ深刻な事態に陥っている福島第一原子力発電所は、事態の収束に向けて出口の見えない状態が続いています。放射性物質の漏えいが止まらないなか、24日夜、3号機で見つかった高濃度の放射性物質を含む水について、経済産業省の原子力安全・保安院は、原子炉の中の核燃料が壊れ、何らかの形で放射性物質が漏れ出した可能性が高いという見方を示しました。原子力の安全の基本である放射性物質を外に漏らさないための閉じ込め機能が十分に働かないなか、事態の進展を食い止めるための対応が急がれています。 深刻な事態に陥っている福島第一原発では、失われた冷却機能を回復させるための外部電源の復旧作業が進められています。このうち、3号機のタービンが入った建物の中で、24日、電源ケーブルを敷く作業をしていた3人の作業員が被ばくし、現場の水