CNET Japan の記事等で報じられているように、日本のソフトウェアの輸出入の比率は、輸出 1 vs. 輸入100 だそうである。その原因は何か。よく挙げられる候補は、これら3つだろう。 独創性の問題 開発技術の問題 言語障壁の問題 しかし、いずれも当を得ていないように思われる。 独創性については、ソフトウェア技術のうち特許で保護される部分はごく一部であるし、たいていの機能は競合製品と切磋琢磨していく中で実装されていくものであるから、該当しない。 開発技術についても問題ではないと思う。そもそも、開発技術とソフトウェアの売り上げに相関関係などないのではないか。開発技術については外部から見えない点も多いが、売り上げと品質に関係がないのは明らかだ。たとえば Netscape の実装 (オープンソース化された当初のもの) は、おそろしく低レベルなものだった。 言語障壁は、言い訳にすぎない。たと