大相撲の元大関琴光喜が、名古屋市で経営する焼肉店で不法滞在の外国人を働かせていたとして、出入国管理法違反の疑いで逮捕されました。 逮捕されたのは、元大関琴光喜こと田宮啓司容疑者(37)です。捜査関係者によりますと、田宮容疑者は、名古屋市西区で経営する焼肉店で、不法滞在のタイ人と中国人の合わせて2人を働かせていたとして出入国管理法違反の疑いが持たれています。 田宮容疑者は愛知県岡崎市出身で、琴光喜のしこ名で、平成19年に大関に昇進しましたが、野球賭博をしたなどとして、3年前に日本相撲協会から解雇されました。 これに対して、処分が重すぎて不当だと主張して解雇の取り消しなどを求めましたが、ことし9月に東京地方裁判所が訴えを退ける判決を言い渡したため、現在、控訴しています。