生々しい手触りを目指す、庵野秀明のヌーヴェル・ヴァーグ映画 シン・仮面ライダー 池松壮亮 Amazon 庵野秀明監督『シン・仮面ライダー』がようやく海外でも公開されたので、遅ればせながら劇場で見ることができた。(すでにAmazonプライムビデオで配信が始まっているが) 例によって賛否両論の映画というのは知っていたが、個人的には大変好きな映画となった。『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』と比べても一番好きだと思う。 なお私は特撮自体はそれなりに好きであるものの、この映画の元となった初代「仮面ライダー」、および石ノ森章太郎によるそのコミック版について何も知らないので、そのような人物による感想だと思って読んでいただきたい。 ※『シン・ウルトラマン』および特撮一般について書いた過去記事はこちら。今回の内容と通じる部分も多くある。 pikabia.hatenablog.com さて、私はこの『シン
