家内が亡くなって、もう1年を越えましたが、机の引き出しなどの整理をしていましたら、家内が保存していた書類のなかから、古い手紙類が多数出てきて、その中にかつての恩師から頂いた貴重なものが含まれていることを発見しました。 その中に、旧制静岡高校時代の国文の先生で、滋賀県の同郷でもありました「久沢泰穏先生」から頂いた年賀状と、奥様から家内宛てに頂いた書状があります。久沢先生ご夫妻は、当時すでに静岡の地を離れて、神奈川県の大磯で定年後の生活を送っておられました。 私宛ての年賀状は、昭和58年(1983年)元旦のもので、以下の句が記されています。 長らえて 富士ばら開く 年に遇う 九十翁 もう一通は、同じく昭和58年3月の、奥様から家内宛の書状で、その中にも、何首かの歌が書かれています。 我が家に誇るものなし さわあれど 教え子すべて 我が宝なり 京菓子の香わしき味 賞でにつつ 君すこやかなれと
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