最近、放送業界からの逮捕者が目立つ。とりわけ、NHKでは強制わいせつ、児童買春などでの逮捕事例が異常ともいえるほど相次いでいる。これはもうNHKの体質なのか。にもかかわらず、出てくるのは歯切れの悪いコメントばかりだ。 最近目立つのが、NHKの不祥事だ。 車内で、女性にほおずり 6月1日、ディレクター(42)が京王線の車内で、都内の女性にほおずりをしたとして取り押さえられ、東京都迷惑防止条例違反の疑いで逮捕された。酔っぱらっていて覚えていないが、事実だとしたら社会的制裁を受ける」などと話したといい、すでに釈放されている。 NHK広報部では、 「職員が逮捕されたことは、その後釈放されたとはいえ、遺憾です。事実関係を調べた上で対処します」 と話しているが、最近の同局は、不祥事を連発している。近い順から振り返ってみると、こんな具合だ。 6月1日: 関連会社の「NHKエデュケーショナル」に出向中の男
→紀伊國屋書店で購入 「フロイトのウィーン」 フロイトには三人の息子と三人の娘がいた。息子たちはマルティン、オリヴァー、エルンストであり、娘たちはマティルデ、ゾフィー、アンナである。息子たちは精神分析からは遠い世界で育ったが、末娘のアンナだけは父親から精神的にも身体的にも離れようとせず、精神分析の世界で活躍することになる。 この書物は長男のマルティンがフロイトの生誕百年が祝われた年に書き始められた記録であり、フロイトが生きていた時代と世界がありありと描きだされる。新しいフロイトの伝記で、これからも標準的な伝記として参照されるはずのピーター・ゲイ『フロイト』にもこの書物からの引用がたんさんあり、馴染みの逸話も多い。しかしもとはこの書物が参照されていたのだ。 ごく身近な目からみたフロイトが描かれているだけに、フロイトがどのような人物であったかを、フロイトの書物とは別の形で思い浮かべることができ
come は、物や人の移動だけではなく、目に見えないことがらの変化や動きを伝えるためにも使えます。つまり、話しをしている人に、主語や話題にしている事柄が近づくイメージ。熟語をチェックすると、come のもつ世界観が見えてきます。
石原慎太郎が産経新聞で月に一度連載している「日本よ」を転載して発行します。 メールアドレスは半角で登録してください。配信は無料です。なおサイトの更新情報も随時配信します。
一流の研究者とルームメイトになって二週間、私の仕事の能率はなんと通常の2倍に上がりました。 いえ、仕事を倍こなす秘密を教えてもらったわけではありません。この先生、ものすごくおしゃべりが好きなので、一日の半分は議論の相手をしているのです。朝やってくるとまず2時間ほどの議論。昼くらいにもう1時間。夕方にもう1時間で、私の仕事時間はざっくりと半分になってしまっています。でもまあ、やればなんとかなるもので、いつもと同じ仕事量を半分の時間でなんとかやっつけています。ものすごく疲れていますけど…. そんなある日の会話。 先生:「それでね、一口に地球温暖化といっても Signal to Noise ratio の問題がありましてな…」 私: 「自然変動とどちらが大きいかって話ですよね」 先生:「Or course. And you see…. (以下英語がだーっと) ……Right?」 私: 「!!!…
石原慎太郎を精神分析する 週刊朝日別冊「小説トリッパー2001年秋季号 石原――どういう専門ですか。 斎藤――最近話題になっている「ひきこもり」という現象がありまして、それを専門にやっています。いまそういう若者が非常に増えていて、ある調査によると百万人以上いるとも言われています。 石原さんは高校生の時、不登校されてたんですよね。 石原――そう。僕はひきこもらなかったほうだけど、もう学校は嫌だったね。教師が嘘ばかり言っているのがわかったし、あの頃から学校は偽善的だった。感性なんて全く認めない環境でしたから。 斎藤――ちょっと意外だったのは、そのころから偏差値至上主義的な風潮があったんでしょうか。石原さんも東大に行くように教師から勧められたりしたそうですね。 石原――偏差値のメカニズムについては詳しくわからないけれども、いずれにしても、俗物主義的で、画一的な人間
世界的に高い評価を得ているデザイナーの吉岡徳仁さんにお話を伺って、アイデアを生み出す方法論に興味を持った。1つのデザインを形にする時に、10個思いついた中から1つを選ぶといった方法ではなく、1つのアイデアを「生き物」のようにとらえ、それを育てていくという考え方をされている。 生き物にはそれぞれに固有のロジックがあり、固有の系統樹があり、固有の発達のパターンがある。それに逆らわずに、むしろ自分を消して、そのプロセスを助ける、救うというスタンスだ。この方がきっと良いデザインができる。 吉岡さんは、自分の方法論をあまり意識していないと言う。「無意識過剰」という言葉が昔あったが、無意識の中でいろんなことをやられている方だ。出来上がったデザインを、さらにブラッシュアップするために、対象にずっと向き合うのではなく、傍らに置いて、ほかの仕事をしながら、時々チェックをする。 「意識」で見るのではなくて、「
格差が遺伝する! ~子どもの下流化を防ぐには~ スポンサード リンク ・格差が遺伝する! ~子どもの下流化を防ぐには~ 子どもの成績のよしあしは何によって決まるのか?。小学校2~6年の子どもを持つ母親1443人を対象にしたアンケート結果で、成績の良い子どもの家庭には、次のような条件がそろっていたそうである。 ・父親の所得が高い ・母親の結婚前の所得が高い ・父親、母親、祖父の学歴が高い ・母親が料理をするのが好きである ・父親が土日休みである つまり、高所得高学歴で余裕のある家には、生活の質の高さがあり、それが意欲の高さにつながり、成績の高さにつながる。成績が良い子の家の父母は、てきぱきと仕事をしたり、将来設計をきちんと考える、前向きの傾向があるそうだ。 子ども自身の性格面でも、 ・成績のよい子の方が明るく、がんばりやで、スポーツ好き ・成績の悪い子は消極的で、だらしなく、友だちが少ない
私は、今から20年前の60歳の還暦のときに、『一定刻主義者の歩み』という自伝的な小著を成文堂から出したことがあります(ただし非売品で品切れ)。これは、同輩や後輩の皆さんが、当時私のために開いてくださった還暦記念祝賀会の際に、関係者の皆さんにお礼として献呈したものです。 あれからもう20年を経過しましたので、この本の新版を作るべく、少しづつ準備をはじめているところです。小学校から始まって、旧制中学、高等商船学校、旧制高等学校、旧制大学、大学院を経て、助手、助教授、教授と昇進し、国立、公立、私立大学を転進して定年となり、定年後も研究生活を続けているという経歴に沿った情報や写真類を集め、その間に書いた著書や論文以外の随想風のものをまとめるというのが今の作業です。 その過程で、このブログの記事を参照しているのですが、昨年2月から書いたものがいつの間にか蓄積して、とても入りきれないほどの量に達してい
2007年06月03日23:00 カテゴリArt 生理的に受け付けないものの受け付け方 折角の本文が削除されちゃったのだけど、辛うじてタイトルに使いたかった言葉が残っていた。 dankogaiを生理的に受け付けない理由 誰にでも、生理的に受け付けないものはある。青酸化合物を生理的に受け付けられるヒトというのは知られていない。アルコールのように生理的に受け付けられないヒトが多数におよぶ場合もあれば、ピーナッツのようにごく一部のヒトにだけ生理的に受け付けられないものもある。 どれだけの人が、どの程度生理的に受け付けられないかというのは、ものによって--そして人によって--違う。しかし面白いことに、長い目で見ると生理的に受け付けられない者のニッチは拡大している。かつては座敷牢で一生を終えるか、それ以前に一生をまっとうすることが許されなかったはずの者達が、今では大手をふるって世の中を闊歩しているよ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070605-00000001-yom-soci 男性が知らないはずの被害少女宅の克明な見取り図が作製されていたほか、男性宅から押収された凶器のナイフも、被害少女の証言とは異なっていた。 無実であるにもかかわらず、なぜ、ありえない「有罪」を指し示す証拠が次々とできあがって行くのか、ということは、深刻な問題として検討される必要があるでしょう。また、無罪を指し示す証拠(例えば上記のナイフ)が、安易に見逃されてしまう、ということも、同様だと思います。 繰り返し指摘していますが、なぜ、このような重大な過誤が生じたか、ということについて、徹底的に検証し、今後に生かすということが確実に実行される必要があります。
2007年06月05日02:45 カテゴリ書評/画評/品評Lightweight Languages 書評 - パソコンを遊ぶ簡単プログラミング 世界で一番使われているLightweight Languageが何か議論の余地があるが、世界で一番知られているLLはBASICにとどめを刺すのではないか。 パソコンを遊ぶ簡単プログラミング 木村良夫 LL魂でも何らかの形で取り上げて欲しい言語、それがBASIC。 本書「パソコンを遊ぶ簡単プログラミング」は、副題に「コンピュータを自由に操る「十進BASIC」入門」とあるように、21世紀なのにBASICでパソコンを遊ぶという本。 一口にBASICと言っても、あまりに多くの方言がある。これだけ知られたBASICがLLの標準となりそこねたのは、この収拾のつかない適応放散にあるのだが、その中でも本書が取り上げている十進BASICは「古き佳きBASIC」にか
» 揺らがず、未来の創造に向かって トラックバック 鈴木正和 (すずきまさかず) ブログ日記 文学の痛みと感動 心の底に残ってしまう、昂揚とため息。 それは、今日の出来事と関わり合っていて。 * * * 学生の文章の感受性を発見した時間。 方向が自分と異なっている感覚を、体感してしまった時間。 何かが、自分とフィットしていない時間。 無意識で、饒舌に話すことが出来てしまった時間。 数ヶ月前に、部屋の不動産屋が破産していた事実。 今すぐに、どうというわけではないが、それでも一つの気がかりが増えることは、心のどこかに影響して…。 この日も、朝から四六時中、動きっぱなしだったけれど、その他、まだ出... [続きを読む]
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