具体と抽象を読んだ。メモの魔力のメインテーマでもある具体と抽象の往復の元祖と思われる本。人と話が噛み合わないなぁと思った経験がある人は基本的に全員がターゲットになる本だと思う。 例え話の上手い人とは「具体→抽象→具体という往復運動による翻訳」に長けている人のこと。これができる人は基本的に人と話が噛み合わないということがかなり減る。1) 具体の人→2)抽象を得た人→3)具体と抽象を行き来する人と進化していくわけだが、大体1と1、大体のことは1と2の衝突である。 「一を聞いて十を知る」という最大の意義は「同種の集まり」の間での汎用性を高めるという「横方向」の応用に加えて、階層の上のルールや属性が下の階層にも同じように適用できるという点で「縦方向」の応用も意味する例えば「TOEIC点数あげたいから、いい単語帳を教えて欲しい」と言われた時に、単語・リスニング・文法・読解・・・みたいなのが横方向。な