2023年2月17日、米国の暗号資産取引所 Coinbaseは、従業員に対してソーシャルエンジニアリングによるサイバー攻撃が行われ、従業員情報の一部が窃取されたことを明らかにしました。ここでは関連する情報をまとめます。 従業員を標的にしたスミッシング Social Engineering - A Coinbase Case Study 2023年2月6日(日)深夜にCoinbaseの複数の従業員の携帯電話宛にSMSが届いた。SMSの内容はメッセージ受信には記載されたURLから緊急的にログインする必要があるというもの。 大多数の従業員はこのメッセージを無視したが、1名はメッセージの内容を信じ、URLをクリックしユーザー名、パスワードの入力を行ってしまった。攻撃者が用意したと思われるフィッシングサイトへのログイン(認証情報の入力)後は、当該メッセージを無視するよう要求される内容となっていた。