SONY α7S / SHOOTING REPORT こういう製品を世に生み出すことができるのが、ソニーというメーカーの凄みです。コンパクトなボディにフルサイズセンサーを搭載するα7シリーズの新モデル「α7S」は、拡張ISO感度で最高409600という驚異的なスペックを掲げる1台。35mm判フルサイズフォーマットで世界初となる4K動画撮影にも対応して、まさに「今まで撮れなかったものが撮れる」カメラが生まれました。高感度性能が大きく目につきますが、その真価は画素数を大胆に抑えたセンサーにあるでしょう。画素数にしてα7の半分・α7Rの1/3にあたるフルサイズ1220万画素という新センサーは、一画素あたりの面積が物理的に大きく、画質の面で大きなアドバンテージがあります。高画素化を続けてきたデジタルカメラの世界に一石を投じる、意欲的なモデルの登場です。 ( Photography : Z II /