多くの組織における根本的かつ共通の問題は、見積りとコミットメント(約束)が同一のものとして扱われていることである。 ある開発チーム(アジャイルか否かに関係なく)は、顧客が望むもの一式を納品するのに、利用可能なリソースを踏まえて7か月かかるだろうと見積もった。 チームメンバーはこの見積りをマネージャに提出したが、マネージャは見積りを部長に、部長は顧客に知らせてしまった。 そして、いくつかのケースにおいては、その見積りが、チームの「伸縮可能なゴール」を奪ってしまうことになる。 ここでの問題は、チームの7か月という見積りが合っているか間違っているか、ではない。 問題は見積りがコミットメント(約束)に変化してしまったことだ。 「我々は7か月かかると見積もりました」という言葉は「我々は7か月以内に終わらせます」という言葉に(誤って)変換されてしまう。 見積りもコミットメントも重要だけれども、それらは
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