「更年期障害=女性特有」の症状と安易に考えるのは、非常に危険! 男性も発症するうえ、症状に気づきにくいぶん重症化しやすい側面さえある。長引く自粛生活で誰しもストレスを抱えているなか、着実に忍び寄る男性更年期障害の実態とは? 今回は「ダイエット」について考える。 コロナ禍によるテレワークで体重が増え、ダイエット中の人も少なくないはず。だが、「糖質オフなどの無理なダイエットは、男性更年期障害を引き起こす」と、精神科医の和田秀樹氏は警鐘を鳴らす。 「男性ホルモン低下の大きな要因は、粗食です。肉類に含まれるコレステロールや炭水化物に含まれる糖質は、男性ホルモンを作るのに必要な栄養素なのに、糖質オフなど過激なダイエットをした結果、男性ホルモンが減り、困っている人も増えています」 メタボリック症候群の人はテストステロン値が低めの傾向もあるため、太りすぎは禁物だ。だが、ガリガリ体形よりは小太りのほうが、