「昔とは違って、勤め先によってはトラックも社用車だし、改造できません。僕が入社した会社は大手企業の子会社だったこともあり、コンプライアンス重視で福利厚生や給料面もしっかりしていました。そのため、自然とお金が貯まっていきました」 労働環境がよく手厚い企業で働き、結婚した奥さんとは学生の頃から20年以上連れ添った仲。妻は節約家で貯金が趣味。そのうえ、いつも身なりをキレイにしていたし、竹林さんがいつ仕事から帰っても、チリひとつ見たことがないほど掃除も行き届いていた。 「何不自由のない、満ちた暮らしでした。元嫁は、家事がまったくできない僕を責めることもなく、料理・洗濯・掃除を完璧なまでにこなし、2人の老後の資金を貯めたいからとパート勤めもしていたのです。僕には、もったいないぐらいの嫁だということはわかっていました」