東京駅八重洲口で建設が進む日本最大規模のバスターミナルが、一期開業まで1年を切りました。同じような施設の建設が全国的に行われていますが、それらにはメリットと同時に、「案内のわかりやすさ」という課題もあります。 3期3地区に分かれる日本最大級のバスターミナル 東京駅前に建設中の高速バスターミナル「(仮称)八重洲バスターミナル」(以下、八重洲BT)が、開業まで1年を切りました。最終的には、高速バス中心のターミナルとしては国内最大級の規模となる予定で、その全貌が見え始めました。 八重洲BTは、東京駅八重洲口の向かい、外堀通りを挟んだ東側で進行中の都市再開発事業の一環として、3つの高層ビルの地下部分に設置されます。そのため、八重洲BTも3地区に分かれています。東京駅を背に左手(地理的には北)から順に「東地区/北地区/中地区」と呼ばれますが、本記事では2022年秋開業が見込まれる北地区(真ん中のビル