1972年5月15日、27年間のアメリカによる統治が終わり沖縄県は本土への復帰を果たしましたが、まだ問題が残っていました。アメリカの名残で、クルマの進行方向が本土とは逆の右側通行だったことです。 本土に復帰したが道路は米国統治下のままだった 1972年5月15日、第2次世界大戦後の1945年から27年間アメリカによる統治が行われていた沖縄県は、本土への復帰を果たしました。 拡大画像 沖縄返還直後の現金輸送の様子。右側通行なのが確認できる(画像:沖縄県公文書館)。 アメリカ統治中にアメリカ方式になったもののほとんどは、返還と共に日本式となりましたが、そのなかで道路だけが右側通行としてしばらく残りました。このルールが左側通行に変更されたのは、返還から6年後、今から45年前の1978年7月30日でした。 沖縄県の道路は、アメリカ統治中に自動車用に整備されたものが多く、日本式に変更するのはかなりの