いつの間にできたか分からないアザがくすんだ紫色の斑点を身体へと刻みつけるように、人に投げかけられた言葉に気づかぬ間に傷つけられることがある。何だかどっと疲れた日は、決まって誰かの言葉が腑に落ちない日だ。どうしてあの人は不快になる態度ばかりしてくるのか。あれこれ考えれば考えるほど、心が暗い色で染まり、身体を蝕んでいく。 暴言を吐く人、支配したがる人、けなして自信を失わせてくる人…。アナタの周りにはそんな厄介な人間はいないだろうか。精神科医・片田珠美氏著『他人を攻撃せずにはいられない人』では、職場や家族の中に潜む、人を疲れさせ、害となる人の精神構造を分析している。なぜ、彼らは相手が傷つくようなことばかりするのか。攻撃欲の強い彼らの実態を示しながら、人生を台無しにされないためのすべを探っている。 我々を疲れさせる人間の多くは、助言者のふりをしたり、社会で一般に「善」とみなされることを引き合いに出
![一緒にいると疲れる…理不尽に罵ってくる人、身近にいませんか? | ダ・ヴィンチWeb](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f12d4ead19707ce2d0f9e79d9a1732d48eddc3b8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fddnavi.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2014%2F07%2Ftanin_L.jpg)