ホンダは2日、課長級以上の幹部社員約4800人の給与を、2月から約5%削減すると発表した。金融危機の深刻化で新車販売の悪化に歯止めがかからないためで、ホンダがすべての幹部社員を対象に賃金カットを行うのは1948年の会社設立以来初めて。 削減期間は当面、5月までとするが「経済情勢によっては6月以降も続ける」としている。ホンダは1月30日に09年3月期の連結業績予想を下方修正し、営業利益が昨年12月時点の予想より22.2%減の1400億円に縮小する見通しだと発表。役員報酬は1月から一律10%削減しており、更なる人件費の削減を検討していた。 自動車業界では、マツダも1月から課長級以上の幹部社員の給与を最大10%削減している。【宮島寛】 【関連ニュース】 ホンダ:3月期予想を下方修正 ホンダ:国内と北米で5万台追加減産、派遣500人削減へ ホンダ:「8耐」参戦も休止 事業縮小を加速