ソニーが12月10日に日本で発売する電子書籍専用端末「Reader(リーダー)」=25日、東京都港区のソニー本社(三塚聖平撮影)(写真:産経新聞) 「普及元年」といわれる電子書籍の端末とサービスを国内で展開する主要6陣営が出そろった。ソニーは25日、専用端末「リーダー」2機種を12月10日に国内で発売すると発表。凸版印刷などと手を組み書籍約2万冊を取り扱う電子書店「リーダーストア」も立ち上げる。来年初めにかけて、各陣営のサービスが本格化。“群雄割拠”の覇権争いが幕を開ける。 [フォト]電子書籍「自炊」のススメ スキャナー好調、市場も活況 ◆30万台販売目標 「本を読む機能の使いやすさに特化したのがリーダーの強みだ」 米国ソニーの野口不二夫上級副社長は同日開いた説明会でこう述べた。 ソフトバンクが扱う米アップルの「iPad(アイパッド)」など他陣営の端末が、動画の視聴など多機能を備