秋田市が市北部墓地(飯島)に整備していた1500体分の合葬墓が完成した。7月には、自宅などに遺骨がある人や市営墓地から改葬する人を対象にした1次募集を行う。使用料が安価なことから人気が予想されるが、寺院からは疑問の声も聞かれる。 【写真】墓地の一角にオープンした「樹木葬霊園」。中央付近に3本のサクラの木が立つ。お骨を入れた後の管理は不要=2018年10月13日、松江市堂形町の天倫寺 合葬墓は、血縁関係などがない複数の人の遺骨を一緒に供養する施設。少子高齢化による「墓じまい」の流れもあり、都市部などで急速に増えている。 秋田市営の合葬墓は、平和公園(泉)に続いて2カ所目。北部墓地内の一角、約100平方メートルに総事業費約1100万円をかけて整備された。永代使用料は、平和公園と同じく1体1万7千円。毎年の管理料などは不要だ。公営のため、必要経費から算出した額となっている。 これに対し、市内のあ