2010年に駅ビル・ロンロンがアトレ吉祥寺に、2013年には駅南側の井ノ頭通り沿いにドン・キホーテが、2014年には京王吉祥寺駅ビル、都内最大規模のユニクロ吉祥寺店、ヤマダ電機LABI吉祥寺と大型店開業が続いた。そのくらいからだろうか。「吉祥寺がつまらなくなってきた」という話を聞くようになった。かつての、ここにしかない高品質なものを手頃に買うことができた町が、どこにでもある薄利多売の商品しか売っていない町になってきたのである。 背景には店舗賃料の高騰がある。1972年からこの地で不動産業を営むリベストの、中道通り店・山田妙子氏は「この2年ほど好立地でも空くとしばらく決まらない店舗が出てきた」と今までの吉祥寺ではありえない状況を指摘する。高すぎて決まりにくくなっているのだ。 どれほど高いのか。好例がシャッター街転じて2000年前後から人気を集めるようになったハモニカ横丁の物件だ。たとえば2坪
![モノが売れない!「吉祥寺」に起きている異変 | 街・住まい | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e29eb0007737e70fc9a944287ad53a31b270b7e3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F2%2F6%2F1200w%2Fimg_2672ea0ac0aace695a245a3c00975625305131.jpg)