『怪しい商品を買ってみました』(橋本玉泉/彩図社) 「コスパ」という略語が普及して、どのくらいが経つでしょうか。コストパフォーマンス。費用対効果という日本語を当てられることもありますね。費やしたお金に対して、どのくらいの働きを得られるか…という尺度ですが、何らかの商品について買う・買わないという判断を迫られた時、この「コスパ」を検討材料にされる方は少なくないでしょう。 『怪しい商品を買ってみました』(橋本玉泉/彩図社)は、いかにも危なげな商品やサービスを、実際に購入してみたらどうなのか…という、勇気ある実験の結果をまとめた書籍です。一例を挙げますと、「激安中古車」「司法解剖」「著名人へのコメント依頼」などなど。そんな中から、呪いの代表格として知られる「丑の刻参り」に掛かるお金について記した部分をご紹介しましょう。わら人形と釘を用いて、憎い相手がダメージを受けるように仕向ける、この手法。「『