電子書籍元年と言われた2010年ごろは、電子書籍と言えばKindleやkoboのような電子書籍専用端末をイメージする人が多かったはずだ。メディアも新型端末が発売されるたびに、大きくニュースで取り上げていた。 紙の本のような表現が可能なEインクを採用し、低消費電力で明るい場所でも読書が楽しめる。スマホよりも画面が大きく、タブレットよりも軽くて持ち運びが楽。なによりも価格が安いことが魅力として捉えられていた。ところが、現在、専用端末の人気はすっかり影を潜めてしまった。10月にアマゾンは専用端末Kindle Oasisを発売したが、ほとんどニュースになることもないひっそりとしたスタートだった。 このKindle Oasisは、アマゾンの電子書籍専用端末のフラグシップ機で、先代にはなかった防水機能も備え、お風呂やプールサイドでの読書が可能になった。画面サイズも7型と大きく、紙のマンガより読みやすい