『親の介護で自滅しない選択』(太田差惠子/日本経済新聞出版社) 毎日膨大な数の書籍が発売される、Amazon。その中の「介護」カテゴリで、発売直後からベストセラー書籍に選ばれたのが、『親の介護で自滅しない選択』(太田差惠子/日本経済新聞出版社)です。なかなかショッキングなタイトルですが、内容としては、親の介護に携わる中で何らかの選択を求められた時、どんな判断を下せば、自分の人生を大切にしながら、穏やかに親を看取ることができるか…というハウツーを整理したもの。 同書は全7章構成で、1章ではまず、読者自身が介護に関して抱いている「思い込み」について問い直しています。例えば、「子供が親の面倒を見るのは当たり前?」とか、「親の介護は、一人っ子の方が大変?」とか…。えっ、そこから考え直しちゃうの!? と思うようなクエスチョンもありますから、多くの方はこの部分を読むだけでも、目から鱗の落ちる思いでしょ