効果的な人材教育の方法を紹介した『魔法の人材教育』が、2017年5月2日(火)に発売された。 「社員が思うように育たない…」そう嘆く人材教育担当者の声をしばしば耳にする。例えば、多くの企業では階層別研修などの「企業内研修」を実施しているが、これらの研修は厳密な効果測定が難しいうえに、受講者からは「知識としてはためになったが、現場での実効性に欠ける」という意見も多く聞かれるという。 企業内人材教育で真に効果をあげるためには、研修などのプログラムを単発で行うのではなく、人材教育全体を長期的にデザインすべきだ。教育に「インストラクショナルデザイン」の考え方を導入すれば、自律的な社員の成長を促すことができる。 インストラクショナルデザインとは、実態に即したニーズの抽出から効果検証までをワンサイクルとした教育設計を意味している。その肝になるのは、教育を受ける側の状況と、教育を受けた結果どうなるかとい