子どものからだの育て方・守り方を紹介した『子どもが育つ からだのしつけ』が、2017年4月20日(木)に発売された。 著者が「赤ちゃんと小さな子どもたちのからだに、異変が起きている」と感じるようになったのは、ここ10年くらいのこと。これまでさまざまなタイプの「からだのゆがみ」を持った子どもたちを診てきた中で、最近の子どもたちは全体的に同じようなゆがみを持ち、同じような症状を訴えるようになったという。その原因には、最近の子育て事情の変化が影響していた。 ベターっと開脚するタイプの抱っこひも。早い時期から始めなさいと指導される離乳食。赤ちゃんを思う存分泣かせられない住宅事情。保育園や幼稚園で推奨されるやわらかい靴―。これらはすべて、子どものからだを一定の方向にゆがませてしまう。そして、ゆがんだからだは、アトピーやぜんそく、さまざまなアレルギーなど、現代病といわれる病気につながっていく。 何歳か