トップレビュー過労死続出の霞ヶ関の闇に文科省のノンキャリ女子が迫る! 累計80万部突破 松岡圭祐著『水鏡推理6 クロノスタシス』 『水鏡推理6 クロノスタシス』(松岡圭祐/講談社) 加計学園問題、森友学園問題など、なにかと話題の絶えない文部科学省。一体何が真実なのか、誰が本当のことを言っているのか、霞ヶ関はその名のごとく、霞か靄が立ち込めているように不透明だ。明らかな情報も簡単に握りつぶす巨大組織に、たったひとりで立ち向かう人物———現実世界の前川喜平氏は事務次官だったが、松岡圭祐氏著の小説『水鏡推理』シリーズでは、ヒラのノンキャリ女子・水鏡瑞希が「文科省の闇」に迫ろうとする。 『水鏡推理』シリーズは、どの巻から読んでも楽しめる時事ネタを絡めた展開が話題を呼び、累計60万部を突破している大人気シリーズ。リアルすぎる内容に文科省から面談を求める連絡があったというほど、現実の世界とリンクした作