『スタートアップ・バブル 愚かな投資家と幼稚な起業家』(ダン・ライオンズ:著、長澤あかね:訳/講談社) どうせ働くのならば、スタートアップに携わりたい。「第2のGoogle」のような企業で、新しいビジネスモデルを開拓し、急激な成長を肌で体感してみたい。「意識の高い」若者たちはそんなことを思うかもしれないが、どんな世界にも、光があれば、闇があるのは当然のこと。キラキラとしたスタートアップ企業の、ぐっちゃぐちゃの裏側を描いたノンフィクションルポルタージュが今、世界中で話題を呼んでいる。 ダン・ライオンズ氏著、長澤あかね氏訳の『スタートアップ・バブル 愚かな投資家と幼稚な起業家』(講談社)は、『ニューヨーク・タイムズ』ベストセラーに輝いた一冊。著者のライオンズ氏は、『ニューズウィーク』を51歳でリストラされたベテラン記者。解雇後、彼は、新たなキャリアとして、マーケティングオートメーションツールを