トップニュース空気が読めない、同じ失敗を繰り返す…「発達障害」への誤解で病院では思い込み受診も増加!? 正しく理解するには? 『発達障害』(岩波明/文藝春秋) 先日、NHKで放送された『NHKスペシャル 発達障害』が話題だ。発達障害の方にとっての「見る・聴く」がどんな状況かの具体的な検証などが大きな反響をよんだ。今後、NHKでは発達障害に注目していくようで、翌日の『あさイチ』でも引き続き特集された。どちらも印象的だったのは、発達障害をどう理解して共存していくのかという姿勢だった。これは発達障害を「ニューロダイバーシティ(脳の多様性)」と捉えて向き合うという、いまどきの潮流を意識した流れでもある。 番組では発達障害を大きく3つの分野「ASD(自閉症スペクトラム障害)」「ADHD(注意欠陥多動性障害)」「LD(学習障害)」にわけ、実際にはそれぞれの領域が複雑に絡み合う症状があると解説していた