毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある1冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、新曲『イト』を発表したばかりのクリープハイプ・尾崎世界観さん。たくさんのオススメ本のなかから人生相談本の面白さについて語ってくれた。 昨年、初の小説『祐介』を執筆し、ミュージシャンに加えて小説家という肩書が増えた尾崎さん。それまで本屋には頻繁に行っていたそうだが、『祐介』刊行後は足が遠のいてしまったという。自身の小説が置いてあるのが恥ずかしいのかと思いきや。 「逆ですね。本屋は昔から大好きなんですけど、自分の本が置いていなくて、他の人が書いた本が展開されいると悔しくなるので(笑)。少し悲しい思いをしています」 とはいえ、相変わらず本は読んでいるそう。 「この前、ライターの橋本さんから『人間滅亡的人生案内』を“きっと気にいると思うから”と貰ったんですけど、