電子マネー決済サービス「ドコモ口座」に他人の銀行口座をひも付け、預金約100万円をチャージして現金自動預払機(ATM)から出金したとして、警視庁と6県警の合同捜査本部は近く、電子計算機使用詐欺や窃盗などの疑いで、住所不定、無職菅拓朗被告(37)を再逮捕する方針を固めた。捜査関係者が31日、明らかにした。 捜査関係者によると、菅被告は2019年3月、不正に入手した他人の銀行口座情報を登録して預金をドコモ口座にチャージした後、ATMから出金した疑いが持たれている。菅被告は金を渡して第三者の携帯電話契約者からドコモ口座を譲り受け、不正に使用していたとみられる。