ベビー・マタニティ市場は今、「最良の時代」を迎えつつあるようにみえる。21世紀経済研究院がこのほど京東と共同で発表した「2017年中国ベビー・マタニティオンライン消費情勢報告」では、2人目出産の全面的解禁と中産階級の勃興により、20年の市場規模は4兆元(約64兆円)を超えることが予想されるとしている。毎年16%を上回るペースで成長する市場の背後には、巨大な「2人目市場」が控えている。「北京晨報」が伝えた。 同報告は京東プラットフォームのビッグデータを基礎とし、国家統計局などの公的部門のデータや市場調査研究の結果で補足したもので、2人目出産の全面解禁政策の実施後の、家庭におけるベビー・マタニティ用品の消費の動きを追っている。 同報告書によれば、16年は「2人目全面解禁」の元年にあたり、出生数は前年より約131万人増えた。国家計画出産委員会の予測では、第13次五カ年計画の期間には毎年の出生数が