宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10月29日、現在開発中の新型小型ロケット「イプシロン」に関する記者会見を開催、開発状況について説明した。同ロケットは2013年度の打ち上げを目指してきたが、この説明の中で、より具体的な目標として「8~9月頃」をターゲットとしていることが明らかになった。 記者会見に出席したJAXAの森田泰弘・イプシロンロケットプロジェクトマネージャ(中央)、峯杉賢治・内之浦宇宙空間観測所長(左)、永野和行・肝付町長(右) 会見には、JAXAの森田泰弘・イプシロンロケットプロジェクトマネージャのほか、射場となる内之浦宇宙空間観測所がある鹿児島県肝付町から永野和行町長も出席、地元からの期待を述べた。 イプシロンロケットとは? イプシロンロケットは、2006年9月の打ち上げを最後に廃止されたM-Vロケットの後継となる小型ロケットである。全長24m、直径2.5mの固体燃料ロケット