佐川光晴という人がこんな記事を書いている。この作家のことはほとんど知らなかった。 民主党と日本未来の党の失敗から学ぶべきこと(1/3) | JBpress(日本ビジネスプレス) 記事には賛同できる部分とそうでない部分がある。たとえば、この人は自らと民主党を「中道左派」と位置づけているが、私は民主党は保守勢力であり、自民・民主は「保守二大政党」であると以前から考えている。だが、佐川氏が引用している宇野重規東大教授の発言(昨年12月18日付毎日新聞に掲載)には同意する。以下引用する。 宇野氏 自民党がここまで増え、民主党が50議席台まで落ち込むというのは予想外だった。勝ち馬に乗ろうという流れが加速したのが印象的だった。選挙結果を全体として見ると、「中道左派の壊滅的な後退」というのが私の印象だ。世界的に、平等を志向する中道左派に行き詰まりが見えるが、日本は持ちこたえるどころか、壊滅的になった。