真面目に生きるなんて嫌だ!を実践した中世の遊び人 朝早くから会社に行って、こき使われて深夜にクタクタになって帰ってくる。 こんな生活は嫌だ!仕事を辞めて好き勝手に遊びながら暮らしたい! たぶん、日本の労働者の大半はこう思っていると思います。でもほとんどの人は思うだけで終わるでしょうね。 でも現実にそういう生き方をしている人たちがいるし、増え続ける生活保護の問題も大きく関連してくるのですが、働かずにブラブラしている連中がかなりの数、日本社会に存在します。 こういった「遊び人」たちは世界中、いつの時代もどこの地域でも見られ、多くは深刻な社会問題を引き起こすのですが、中世ヨーロッパではそういう「遊び人」が問題を引き起こしつつも、独自のカルチャーを築き上げ文化の発展に貢献する様がみられました。 1. 遊び人とはどんな連中か さて冒頭でも言った通り、いつの時代どの社会でも堅気の仕事になじめず、日がな