妻のスマートフォンに遠隔操作アプリを無断でインストールしたとして、奈良県警生活環境課などは9日、不正指令電磁的記録供用容疑で、同県桜井市の会社員の男(35)を逮捕した。「間違いない」と認めている。同容疑での検挙は県内で初めてという。 逮捕容疑は、昨年7月17日ごろ、当時30代の妻のスマートフォンに無断で遠隔操作アプリをインストールし、遠隔操作ができる状態にしたとしている。 県警によると、アプリはGPS(全地球測位システム)を使って所在地を把握したり、通話、メール記録の閲覧や録音ができるものもあるという。 先月、妻が見覚えのないアプリがインストールされているのに気付き、「夫の仕業ではないか」と県警に相談して発覚。県警は、男がアプリを使ってどのような操作をしていたか調べる。