アフリカ大陸北部のサハラ砂漠では、ソーラー(太陽光、太陽熱)や風力の大規模な発電施設が計画されている。これが実現すると、意図せず降雨量の増加と緑化に貢献する可能性がある──。そんな研究結果が最近報告された。 ペットボトル入りミネラルウォーターの9割にプラスチック粒子が ■ 発電施設が地表にもたらす変化 メリーランド大学の研究者らによる論文が米学術誌「サイエンス」に掲載され、「ニューヨーク・ポスト」などが報じた。 メリーランド大のニュースリリースの中で、論文主著者のユージニア・カルネー博士は、大学院生時代の指導教官が提唱した「砂漠化のフィードバックメカニズム」が出発点になったとしている。過放牧により牧草が激減して地表の反射能(入射光に対する反射光の比。アルベド)が増加し、降雨量を減らし、その結果植生が減少するという悪循環を説明するものだった。 カルネー博士はその後、大規模なソーラー施設は地表
![サハラ砂漠にソーラー発電建設すると、雨が降って、緑になるという・・なぜ?(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/01984b4977073f5f53e6e48d364a8f6735b87b4c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Flpt.c.yimg.jp%2Famd%2F20180912-00010004-newsweek-000-view.jpg)