福井県の40歳代の男性僧侶が、僧衣で運転したことを理由に県警に交通反則切符(青切符)を切られた問題で、県警が反則切符を取り消し、書類送検しない方針を決めたことがわかった。 ◇ 「突然幕引きが訪れたが、何も解決していない」。26日、県警から違反の取り消しを伝えられた男性は釈然としない様子で話した。 取り消しを伝えられた際、警察官に「今後僧衣での運転はどうなるのか」と尋ねたが、明確な返答はなかった。男性は「違反を取り消されても、僧衣で運転していいのかどうかはっきり言ってくれない限り、これから運転できない」と不満をあらわにした。 ◆全国の僧侶反発 この問題を巡っては、読売新聞の報道で発覚した昨年末以降、全国の僧侶が一斉に反発。「#僧衣でできるもん」のハッシュタグ(検索用ワード)つきで、僧衣で大道芸などを披露する動画をツイッターに投稿し、英BBCなど海外メディアも取り上げた。 各地の僧侶が反発した