政府は11日午前、原発再稼働をめぐる政府の統一見解を発表した。欧州連合(EU)で導入されたストレステスト(耐性評価)を参考に、新たな安全評価を実施すると明記。1次評価は定期検査中の原発について、津波や地震が発生した際にどこまで耐えられるか分析する。結果を踏まえ、地元自治体に再稼働への同意を求める方針。2次評価は運転中の原発が対象でEUの例を参考に総合的な安全評価を進め、運転継続の是非を判断する。 1次評価は定期検査を終えた九州電力玄海原発(佐賀県)などで先行実施する。これにより定期検査に入っている原発の再稼働は8月以降にずれ込む見通しとなった。