前回は機械学習の「教師あり学習」を用いて、パンの名前を入力すると飲み物の名前を出力する「モデル」を作成する方法について説明しました。コンピュータが学習を終えた後のモデルは、未知のデータに対する予測にも使えるようになります。しかし、そのモデルは本当に適切な結果を出力してくれるのでしょうか。そこでカギを握るのが、モデルの性能です。 今回は教師あり学習で作成したモデルの性能を測る方法について説明します。 何のためにモデルの性能を測るのか? そもそも、なぜモデルの性能を測る必要があるのでしょうか。その理由は大きく分けて2つあります。 1つは、モデルを選択するためです。 前回説明したように、機械学習では最初に人がモデルの土台を設計します。この土台のかたちはさまざまで、ある教師データを学習するのに適した土台がどれなのか、学習前の時点ではわかりません。そこで、まずは同じ教師データに対してさまざまな土台で
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