悪意のある第三者による改ざんが困難だとされる 分散台帳技術のブロックチェーン。 誰もが検証できる取引履歴を記録し続ける技術は 仮想通貨ビットコインを支える役割で生まれました。 今後さまざまな分野への応用性、その際の課題を、楠正憲さんに聞きます。 標準化にはあと数年がかかる───ブロックチェーンは、これから世の中の他の分野に根付くかの段階に見受けられます。標準化を目指す団体も複数あるようですが、どのように定まっていくものでしょうか。 近年ではクラウドなどの技術もそうでしたが、新しい技術の標準化を図る場合、まずは言葉を合わせることから始めます。そもそも「何がブロックチェーンなのか」をみんながよくわかっていないから、使っている言葉がバラバラなんです。こうした言葉合わせだけでも1〜2年は軽くかかってしまいます。 楠正憲(くすのき・まさのり) 神奈川大学在学中から『日経デジタルマネーシステム』編集記
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