福田康夫新首相が総裁選挙の演説で触れたことなどで脚光を浴びる「200年住宅」。福田首相は総裁選挙の演説で「この200年住宅というのは、いま現在たった30年しかもたないという無駄遣いをやめて、欧米並みに50年、70年、80年というように寿命を長くしていく。そのことによって資源を節約し、そこから出てくる廃材を少なくする。環境のためにそういうことをしていく」と語った。 その福田首相が衆院本会議で所信表明演説を行っていた10月1日の午後、われわれは三澤千代治氏が話す200年住宅「HABITA」(ハビタ)の事業構想に耳を傾けていた。手塚治虫の未来漫画に出てきそうなHABITAとは、元ミサワホーム社長の三澤千代治氏が提唱する集成材による大断面木構造住宅。原価公開、価格明解な住まいづくりなどの新しいビジネスモデルを展開して、長期耐用の200年住宅の実現を目指すという。 そもそも、眉につばを塗って話を聞い
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