前々回の 「ではBRICs諸国経済は今後どうなるのか」の続き に戻る。私が9月初めに見聞したチベットに関しては、機会を見て何回かに分けて特集したい。 BRICs諸国といっても4カ国あるので、今回先週との絡みもあり今回も中国を取り上げる。筆者が9月9日公開でこのECOマネジメントのサイトに 「中国、その高成長をはばむ路 過剰な移動に耐えきれぬ交通網」 と題する文章を書いて、「大渋滞が起きる中国の道路網は、高度成長の隘路(あいろ)だ」と指摘した約1週間後に、中国に関して非常に興味深いレポートが発表された。それを報じた日本経済新聞電子版の見出しは、『「中国の時代」は短命〜米フォーブス誌〜2011年以降は停滞長期化』というものだった。 この記事が私の目を強く引いたのは、「停滞長期化」の開始年次が2011年と来年に迫っていることと、「中国の長期停滞入り」の理由として、私が交通渋滞と共に9月の初めに北