複数の説があり、定説は見出せなかった。 <調査経過> 都立図書館蔵書検索で<江戸図>でタイトル検索、<東京都 古地図>でキーワード検索等を行い、ヒットした資料やその参考文献などを元に調査した。また、国立国会図書館サーチ( https://ndlsearch.ndl.go.jp/ )でも<江戸図 方位>等でキーワード検索を行った。 以下に関連記述のある文献を紹介する。 資料1のp.141-166「古版地圖と民族性」のp.143に、畳上で生活する日本では「地圖は實際の方角に合せて見るが普通であつて、上は北でも南でも何等の差別はなかつたのである。」と生活様式との関係を述べている。 p.144「北を上と定めないことは、圖中特に尊敬すべき部分を上にすることが出來て」、「江戸は城が府内の西部にあつて東面してゐるから江戸圖は常に西を上とし」と重要な建物を上に配置することについて述べている。(国立国会図書
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