日本工営は8月3日、独ストルネティック(STORNETIC)と出力60kWの量産型フライホイール蓄電システム「Flystab」を共同開発し、製品化したと発表した。また、Flystabとリチウムイオン電池などを組み合わせたハイブリッド蓄電システムを開発し、産業技術総合研究所(産総研)福島再生可能エネルギー研究所(FREA)と共同で模擬マイクログリッド環境による実用性を検証した。 電力で円盤(フライホイール)を回転させることで運動エネルギーとして蓄え、必要に応じて運動エネルギーを再び電力に変換する機械式の蓄電システム。リチウムイオン電池や鉛蓄電池などの化学反応を利用した蓄電池と比べて高額だが、繰り返し充放電を行っても劣化せず蓄電容量が変わらないため、長寿命、高速で高出力な充放電が可能という。化学物質を用いないので火災のリスクが少なく安全で、機械式のため構成部材のリサイクルが可能といった特徴もあ