写真●公開トーク中のITジャーナリスト林信行氏(右)。スペシャルゲストとして米エバーノートのフィル・リービンCEO(左)も駆けつけた 「iPadはシンプルだが人の想像力をかきたてる端末。続々と新しい使い方が現れている」――。ITジャーナリストの林信行氏は新刊「iPadショック」(日経BP社)の出版記念として2010年6月21日に青山ブックセンター本店で実施した公開トークでこう語った(写真)。 iPadはホームボタンを押さなければ、起動しているアプリケーションの専用端末になる。そんなシンプルな形態だからこそ、電子書籍やアート、楽器、ゲームなど、様々な分野の人々のインスピレーションを刺激し、次々と新しい利用方法が登場している、と林氏は語る。 ユニークな利用法として紹介されたひとつが、ある大学の医師のケースだ。iPadに医療データを入れ、手術の際、参考にしているという。またある写真家は、自分の写