最大のミッションだったケアマネと訪問ナースとの細かな打ち合わせを済ませた私は、ダイニングテーブルを照らす蛍光灯が切れている事に気がついた 私がテーブルに上がって蛍光灯を外すのに少々手こずっていたら、それを見かねた義父が向こうから何やら言っている lunaちゃん大丈夫? 俺がやるかい? はー? 何てことを言い出すんだ 蛍光灯を外すどころか 自力での歩行もやっとだと言うのに ひとりでお風呂にも入れないのに 二階へ上がることも出来ないのに 蛍光灯を外すなんてもう無理なのに そもそも私がここにいるのは 貴方の最後になるかもしれない 自宅での生活を整えるためにと やってきたんだよ ◇◆◆◇ 貴方たちの一人息子と結婚した当初 まだ若く世間知らずの娘だった私は 今では図々しくて逞しい立派なおばさんになってしまったんだよ 一度動き出したら電池が切れるまで止まらない玩具みたいに、一度話し始めたら眠るまで話し
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