2015 - 12 - 28 生きる意味がわかるまで この世には、生きる意味がわからない人の方が多い。 人間が生きる苦しみの大半もまた、自分の生きる意味がわからないために生じてくるらしい。 生き物はみな、受け身でこの世に生まれさせられる。生命の出発を、誰も自分では選択できない。 人間の場合は原則として親の選択の下に出生がある。 子にしてみれば人生は強制参加だ。 生まれる国も時代も親も、顔も性別もなにひとつ選べはしない。 生きる苦しみは、それだけじゃない。 人間はある時点から「自分固有の」生きる道を定める必要が生じてくる。 そしてどういうわけか、これが異様に難しい。 人生設計にはこれが必須だというのに。 大多数の人にとって、人生とはまるで目隠しされたままで目的地に向かい、辿りつけずに終わってしまうことなのだろうか。 時間は否応なく過ぎていく。 自分の生きる意味がわからないまま、受け身で生きる
2015-06-26 メサイアコンプレックスを駆遂せよ 自論・暴論 メサイアコンプレックス(Messiah complex)とは、キリストコンプレックスまたは救世主妄想とも呼ばれる、個人が救済者になることを運命づけられているという信念を抱く心の状態を示す言葉である。 この心理が形成されるのは、自分は不幸であるという感情を抑圧していたため、その反動として自分は幸せであるという強迫的な思いこみが発生するとされる。さらにこの状況が深まると、自分自身が人を助ける事で自分は幸せだ(自分には価値がある)と思い込もうとする。 このような論理になるのは、幸せな人は不幸な人を助けて当然という考えを自らに課す事で「自分は幸せである、なぜなら人を助けるような立場にいるから」と考えられるからである。本来は人を援助するその源として、まず自らが充足した状況になることが必要であるが、この考えは原因と結果を逆転させてい
2015-06-12 生きた痕跡。自己破壊のリストカット、非社会的な身体改造 自論・暴論 発達障害に飽きたのに発達障害の二次障害の話をしますが、今回は(今回も?)なかなかに過激な内容です。社会性の欠落がどういう結果をもたらすかという、発達障害者のダークサイドの一部を描写しています。耐性のある方のみどうぞ。 ************************************ 重い二次障害から回復した発達障害者の私には、リストカットの経験はない。代わりにボディピアスを塞いだ痕ならあちこちにある。 私の友人知人である発達障害者にも若い頃にファッションとしての身体改造歴のある人、つまりボディピアスやタトゥーの痕跡がある人が一定数いる。ADHDの診断が下りている人がやや多いだろうか。私を含む多くの人は社会性の発達とともに消すなり隠すなりして表向き穏便に社会人をやっているが(身内贔屓する気はない
2015-06-01 親との確執は、そっくりそのまま社会との確執です 親御さんの閲覧注意 ※親の悪口、過積載の記事です。積載量オーバーです。世の中にはあなたと違って、とんでもなく常軌を逸した親もいるのです。彼らのことを書いているのであって、多分あなたのことではありません。親御さんは閲覧を控えて下さい。以下、自己責任で。 親との確執は、そっくりそのまま社会との確執だった 親と縁を切ってテメーの一人ぐらいはギリギリ食わしている私である。色々なメンタルヘルス関連ブログにお邪魔するのだけれど、至るところ親子間の不和だらけである。症状の軽重に関係なく、問題のある親が出てこなかったことは一度たりとてない。バラバラの家庭で、こうも均質の病理が行われているのはなぜなのか?我々アダルトチルドレン軍団はなぜこうも苦しまなきゃならないのか? 最近、通勤中に読んだ本がその大いなるヒントとなってくれた。 永続敗戦論
2015-05-17 発達障害ブームに飽きた発達障害者 自論・暴論 20代の大半を半ひきこもり又はへっぽこアルバイターとして過ごした社会不適合者の自分が、発達障害ではないかと疑い始めてから早3年が経過。 その間に検査や診断を受けるだけでなく、書物やネットで狂ったように情報収集しまくった。そのせいで、特定のある分野においてのみ医者より詳しいという大変バランスの悪い人間が誕生した。一時は発達障害にこだわりすぎて自分自身の特性までもが実際以上に強化され、扱いに困り果てた。 障害者就労や手帳取得も考えたが、自分にとってあまりメリットが無さそうなのでやめた。「障害者」というレッテルをやすやすと受け入れるほどに低い自己評価の割には、実際の能力は適性にさえフィットすれば普通の人よりも高いらしかった。 複数の自助会にも足を運んで同類の存在に安堵した。それぞれが長年抱えて自助会の場に持ち寄った「生きることへ
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