ベルヌーイ試行 コイン投げのように繰り返し行う試行で、表が出るか裏がでるかというように、ただ2つの結果だけが可能で、それらの起こる確率が各試みを通じて一定であるなら、これをベルヌーイの試行といいます。 この表が出るか、裏が出るか2つの確率を p と q で表わしたとき(ただし p + q = 1 ), n 回のベルヌーイ試行を行ったとしましょう。 たまたま、図3.1.1 という順序で結果が現われたとすると、それが起こる確率は pk・qn-k です。このほかの順序で、表が k 回、裏が n - k 回起こる確率も同様に pk・qn-k です。これらの確率の和が、 n 回の試行中に k 回の表と n - k 回の裏が出る確率となります。そのような系列の数は、 n 個の物から一度に k 個の物をとり出す方法に等しいので、