MFCでGUIの開発を行っている際に「図形の描画をしたい」というタイミングがたまにあります。 図形の描画はプログラミング言語やフレームワークの種類によって書き方が異なるため、文法や構文とは違い他の言語を触っていたからといって「なんとなく書ける」ということはなかなかありません。 MFCにおける描画処理は「GDI」を使用したものと「GDI+」を使用したものとがありますが、この記事ではGDIを使用した基本的な描画処理の方法について解説します。 MFCにおける描画処理を記述する場所 MFCにおける描画処理は基本的には「OnPaint」「DrawItem」などの描画イベントから呼び出される処理の中に記述する必要があります。 描画処理を学び始めたばかりの型の中には、「ボタンを押したタイミングで描画」「タイマーで特定の周期で描画」といったように、描画イベント外で描画処理を記述してしまう方がいます。 描画