Windows 10 バージョン1903のWindows Defender新機能(2)──保護の履歴:企業ユーザーに贈るWindows 10への乗り換え案内(58) Windows 10 バージョン1903の「Windowsセキュリティ」では、以前の「脅威履歴(Threat History)」が「保護の履歴(Protection History)」に置き換えられました。「保護の履歴」では、「Windows Defenderオフライン」のスキャン結果の確認と操作の指示が可能になりました。実は、これまでのバージョンではできなかったことです。 企業ユーザーに贈るWindows 10への乗り換え案内 Windowsセキュリティの「保護の履歴」の機能 前回(第57回)は、「Windows 10」バージョン1903の「Windowsセキュリティ」アプリの新機能「Windows Defenderウイルス
セキュリティ人材とか、セキュリティエンジニアとかバクッとした呼ばれ方をされることも少なくないですが、その中にも色々なお仕事があります。それをザクッとまとめてみました。主に学生向けです。 以前、高校生向けの講演の時に作成したもの(当時からはちょっと直してます)で、イメージ重視で網羅性とか区分の正確性とかはちょっと脇に置いてしまっていますが、とりあえずは「意外と色々あるんだな」というのが伝われば幸いです*1。 もとのパワポもここに置いておきますのでご自由にお使いください(イラストは「いらすとや」のものです。その利用規約に従ってくださいませ)。 とにもかくにも、君の選ぶセキュリティの道に幸あれ! 更新(2019/10/30): みなさまからいただいたご意見をどうにかおさめたつもりですが、やはり難しいです…汲み取りきれてない方ごめんなさい…でもね、職種が重要なのではなくて、世の中を守りたい良くした
2019年9月26日にAmazon.co.jpの注文履歴で誤表示などの問題が発生しているとのSNS上の投稿が複数ありました。Amazon Japanも事象発生を認め調査中と取材に回答しています。ここでは関連する情報をまとめます。 Twitterへ投稿された事象 Amazon.co.jpで次の事象が発生していたとしてTwitterへ複数の投稿が寄せられていた。*1 Amazon.co.jpの一部の利用者で発生していた模様。(国外サイトで同事象の報告はない) piyokangoが確認した範囲ではTwitterでは9月26日6時頃から事象報告の投稿が始まっている。*2 PC向け、スマートフォン向け、公式アプリいずれでも問題の発生が投稿されている。 注文履歴で発生していた事象として履歴の誤表示と、システムエラーの2種類が報告されている。 (1)注文履歴の誤表示 自分以外の注文履歴の一覧が表示された
HOW WELL DO YOU KNOW SSL? If you want to learn more about the technology that protects the Internet, you’ve come to the right place. Books Bulletproof SSL and TLS is a complete guide to deploying secure servers and web applications. This book, which provides comprehensive coverage of the ever-changing field of SSL/TLS and Web PKI, is intended for IT security professionals, system administrators, a
2019年9月16日、VPNサービスのレビュー等を行うvpnMentorはインターネット上でエクアドル国民に関わる大量の情報を発見したと発表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 vpnMentorの発表 www.vpnmentor.com 数百万人のエクアドル国民に影響が及ぶ可能性がある大規模なデータを発見した。 発見したのはvpnMentorのリサーチャー Noam Rotem氏、Ran Loca氏の二人。 露出していたElasticsearchには2000万人を超える個人に関わる情報が含まれていた。 vpnMentorはZDnetへ情報提供を行っており、同件の報道が行われている。 どうやって発見したのか vpnMentorは大規模なWebマッピングプロジェクトの一部で確認したと説明している。 既知のIPブロックに対してポートスキャンを実行。 公開状態のデータベースに対してシステ
2019年8月23日 13時頃からAmazon AWS 東京リージョン でシステム障害が発生し、EC2インスタンスに接続できない等の影響が発生しています。ここでは関連する情報をまとめます。 AWSの障害報告 aws.amazon.com AWS障害の状況 障害発生時間(EC2) 約6時間 2019年8月23日 12時36分頃~18時30分頃(大部分の復旧) 障害発生時間(RDS) 約9時間半 2019年8月23日 12時36分頃~22時5分頃 障害原因(EC2) 一部EC2サーバーのオーバーヒートによる停止 制御システム障害により冷却システムが故障したことに起因 影響範囲 東京リージョン(AP-NORTHEAST-1)の単一のAZに存在する一部EC2、EBS、およびRDS。 発生リージョンは東京。東京近郊4データセンター群の内、1つで発生。 日本国内のAWSの契約先は数十万件とみられる。*
SQLインジェクション対策をしていなかったことについて開発会社の責任が問われた事例。 事案の概要 Xは,Yに対し,Xの提供する車・バイクの一括査定システム(本件システム)の開発を約320万円で委託し,平成24年9月に納品を受けた。 その後Xは,平成28年12月に,IPA*1から,中国のサイトに本件システムの脆弱性に関する情報が掲載されているという指摘を受けて,Yに対し,その調査と報告を依頼した。 その結果,本件システムには,SQLインジェクション対策が不十分という脆弱性が判明したことから,XはYに対し,その脆弱性はYの被用者の故意過失によって生じたものであるから,使用者であるYには使用者責任があると主張して,民法715条1項所定の損害賠償請求権に基づき,緊急対策費用47万5200円,詳細な調査,抜本的な修正費用640万円,サーバー移転費用35万6400円,セキュリティ対策のための本件システ
Windows Defenderは、「ランサムウェアの防止」というすばらしいセキュリティ機能を備えていますが、デフォルトではオフになっています。 ランサムウェアの防止がオフになっている理由「ランサムウェア」とは、あなたのデバイスをロックし、攻撃者に身代金を支払うまでデータにアクセスできなくしてしまうというマルウェア。なのに、デフォルトではオフになっているとは。 「ランサムウェアの防止」は、遡ること2年前の2017年10月に行われたWindows 10の更新で追加された機能であることを考えると、なおさら驚きです。 「ランサムウェアの防止」がデフォルトでオフになっている理由として一番考えられるのは、gHacksの記事が指摘するように、たびたび誤検知が発生する可能性があるからです。 これはもっともな懸念ですが、ランサムウェアに攻撃された際の被害を考えると、なんとかして自分のデータを守りたいという
2019年8月29日午前よりWindows Updateに起因する輻輳により国内で通信障害が発生していると通信事業者が発表しています。ここでは関連する情報をまとめます。 通信障害が発生した事業者 Windows Updateに起因して通信障害が発生していると発表している事業者は以下の通り。(piyokango確認) 事業者名(障害報) 影響範囲 障害発生時間 NTTコミュニケーションズ 一部サービスにおける通信遅延の発生について(8月29日 12時30分現在) 一部サービスにおける通信遅延の発生について(8月29日 16時00分現在) 一部サービスにおける通信遅延の発生について(回復済み) (8月29日 19時00分現在) OCN Arcstar Universal One L2ベストエフォートアクセス Arcstar Universal One L3ベストエフォートアクセス 2019年8
Netcraftは、2019年5月13日頃にユニクロのオーストラリア向けオンラインショップが改ざんされ、画面上で入力する様々な情報が外部へ流出する可能性があったと報告しました。データの送信先や改ざんの手口から、RiskIQなども発表していたmagecartによる攻撃を受けたとみられます。 その後レポートは更新され、ファーストリテイリングより提供を受けた情報を元に、実際にはカード情報を含む顧客データが盗まれた可能性は低いと訂正されました。ここでは関連する情報をまとめます。 ユニクロオーストラリアの侵害 2019年8月29日、Netcraftが調査レポートを公開した。 news.netcraft.com Netcraftが事態を認知したのは2019年5月18日。 オンラインショップ利用者の情報が影響を受ける可能性があった。 発表当初はカード情報が必ず窃取される報告だったが、その後その可能性は低
CamScannerは指摘を受けて、Android版のCamScannerバージョン5.11.7で導入されたサードパーティーの広告SDKに、悪質なモジュールが含まれていたことを確認した。規定違反のSDKは全て削除したと説明している。 その数日前には別のセキュリティ企業ESETが、やはりGoogle Playで提供されていた音楽アプリから、既知のオープンソースマルウェアが見つかったと伝えていた。ユーザーの個人情報を盗むマルウェアとして知られる「AhMyth」が、ストリーミングラジオアプリ「Radio Balouch」に仕込まれて、2度にわたってGoogle Playに紛れ込んだという。 こちらはかなりマイナーなアプリだったらしく、ダウンロード件数は100回程度にとどまったものの、AhMythの悪質な機能は隠されていないので、簡単に見分けがついたはずだとESETは主張する。 こうした報告はごく
トレンドマイクロは2019年9月5日、「2019年 上半期セキュリティラウンドアップ:法人システムを狙う脅迫と盗用」を公開した。これは全世界の最新セキュリティ動向を分析した報告書で、「環境寄生型(Living Off the Land)」の攻撃が拡大しているという。 環境寄生型攻撃は、主に標的型攻撃などでのネットワーク侵入時に用いられる。正規ツールの悪用などによって、攻撃活動の痕跡を残さない。これによって、対策側の監視や調査を回避する。 増加する「ファイルレス」攻撃 環境寄生型攻撃の代表例が「ファイルレス」で、不正プログラムを実行可能な状態のファイルとして攻撃対象のコンピュータに保存することなく活動する。トレンドマイクロによると、2019年1~6月に検出したファイルレス活動を示唆する挙動は71万733件で、対前年同期比約3.6倍に増加した。
2019年7月以降、セキュリティ企業DEVCORE社の研究者により複数のSSL VPN製品に深刻な脆弱性が報告されました。2019年8月下旬から脆弱性を探査する動きが確認されており、既に脆弱性を悪用する攻撃も発生しているとしてJPCERT/CCやVOLEXITYにより注意喚起が行われています。ここでは関連する情報をまとめます。 深刻な脆弱性が確認されたSSL VPN製品 3社のSSL VPN製品を対象に脆弱性が確認された。 ベンダ(アドバイザリ) 修正日・情報公開日 影響を受ける製品/バージョン Paloalto Networks (PAN-SA-2019-0020) 2019年7月18日情報公開 ・PAN-OS 7.1.18以前 ・PAN-OS 8.0.11以前 ・PAN-OS 8.1.2以前 (PAN-OS 9.0は対象外) Fortinet (FG-IR-18-384) 2018年1
Pay騒動後、人々のセキュリティ意識が高まっているのを感じます。2段階と2要素の違いはテストに出るよ!
こんにちは!もう新卒エンジニアとは言えなくなった西尾です!(社会人2年目) 最近、世界的に流行っているWebスキミングについて調べていたのですが、意外と日本語の情報が少なかったので、今回はWebスキミングについて調べた内容をブログにまとめてみました。 Webスキミングとは Webスキミング(Web skimming)とは、その名の通り Web版のスキミング です。具体的には、ECサイトなどの決済画面に不正なスクリプトを埋め込み、ユーザがフォームに入力したクレジットカード情報を窃取する攻撃です。 一般的には「フォームジャッキング」とも呼ばれている攻撃ですが、個人的には「Webスキミング」の方が直感的に分かりやすいかなぁと思ってます。 Webスキミング自体は数年前から発生していたようですが、昨年イギリスの大手航空会社が大きな被害を受けたことがきっかけで有名になり、最近は世界中でスキミング被害が
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